銘板は装置や機械器具等に取り付けられ、装置や機械器具などの名称や形式、定格や製造業者名等の情報が記載された表示板のことを言います。

銘板はこのような仕様や用途などに関する情報を分かりやすく表示する役目をもっており、シンプルに情報を伝えるために文字や記号、図形等が用いられています。こうしたアイテムを取り付ける装置などは屋内だけでなく、屋外に設置されることもよくあるため、銘板に用いる素材は紫外線などを浴びても色褪せや変色などが起こりにくいものが用いられています。

屋外では温度の変化や天気や気候の変化などの要因で印字した文字などが消えてしまうというリスクもあります。そのため、こうした点に強い素材が用いられています。例えば、銘板の素材としてよく用いられているのがアクリルやアルミ、ステンレスです。これらの素材でできた平板が使用され、加工も彫刻やエッチング、印刷等の方法でおこなわれています。

この平板を作成する時にはシンプルでより分かり易くする必要があり、それぞれ実績を持つ作成業者などで製作されています。例えば、ステンレスやアルミニウム、真鍮や銅などの金属板の表面に情報を記載する場合は、薬品処理することで腐食させるというエッチングと呼ばれるやり方で記載をします。その後、その凹部に塗料を入れ、文字や線、図などを表現します。この方法は他の銘板と比較すると耐久性に優れているという特徴があり、屋外で長期使用するという場合によく用いられます。