パソコンなどの機器をインターネットと接続するために欠かせないアイテムがlanケーブルです。

もちろん今ではルータを設置してインターネットの無線接続という方法も一般的になってはいますが、安定的に接続する上ではやはり従来からのlanケーブルを用いる方法もなお有効といえるでしょう。このようなlanケーブルにはさまざまな種類があり、一般には回線速度に応じてその機能を十分に果たせるようにするため、その速度に応じたカテゴリを選ぶこととなっています。それ以外にも実用的な面から重要なのがケーブル長についてです。

家庭で使用するのであればlanケーブルのケーブル長は最長でも5メートルから10メートル程度もあれば足りるといえます。たとえば一般家庭の6畳間や8畳間であれば、部屋の端から端までをlanケーブルで結ぶ際のケーブル長はおよそ5メートルということになります。そのほかにも業務用にはさらにケーブル長が長い長距離用ケーブルなども存在していますが、速度を維持する上ではむやみに長くすればよいというわけでもありませんので、慎重に選ぶことが必要です。

ケーブルには1つの芯に対して細い銅線がいくつも巻き付いているような構造のものと、単純に1つの芯が1本の銅線でできている構造のものの、両方が存在しています。後者を単線と呼んでいますが、5メートルや10メートルといったケーブル長がかなり長いタイプの製品については、この単線のほうが取り回しがしやすく選ぶ上では適切といえるでしょう。